経理の転職、結局どこに登録すればいい?
経理の転職を考えたとき、最初につまずくのは「どこに登録すればいいの?」だと思います。
リクナビ、doda、リクルートエージェント、ビズリーチ、MS-Japan、Wantedly……。名前は聞いたことがあるけど、何がどう違うのか分からない。
全部登録するのは面倒だし、変なところに登録して営業電話が鳴りやまなくなるのも嫌だ・・!
この記事は、そういう人のために書きました。経理歴15年・転職7回の私が、実際に使った10個を忖度なしでレビューします。
先に一番大事なことだけ。 転職サービスに「一番いいやつ」はありません。あるのは「いまのあなたに合うかどうか」だけ。
「どれがいいか」じゃなくて、「いまの自分ならどれか」を探すつもりで読んでくださいね。
私の転職7回、これだけ使いました
まずは一覧です。わたしの転職年表。
グラフにすると、こんな感じ。ジェットコースターでしょ😂
振り返ると、内定まで行った転職はぜんぶ間に人がいた転職でした。
ビズリーチ、Indeed、Wantedlyも使って面接までは行ったけど、自分から辞退したか、企業側から不採用の通知で終わり。合わなかっただけで、これらがダメってわけじゃないです(合う人には合う)。
社内の中の情報が見えないと不安で決めきれない、私みたいな優柔不断タイプには、間をとりもってくれるエージェントが合ってたんですよね。理由も含めて、順番に書いていきます!
内定が取れた求人サービスの話
SPECIALIZED GROUP|ポンコツ事務員だった私を、外資系金融に入れてくれた
✅ 結論: 外資系に行きたいならこの手の特化型へ。求人より先に「面接で通じる言葉」をくれた
新卒〜資格を取るまでの話(長いので折りたたみ)
半ひきこもりで人付き合いが苦手だった学生時代。就活にまともに向き合えないまま、新卒では大量採用の銀行一般職に滑り込みました。
面接で面接官の目が見られないタイプで、自己分析も企業研究もやり方が分からない。「嫌になったらいつでも辞めやすそうだし・・」くらいの気持ちで選んだ会社です。
配属先は本部のトレーディング部門。バリバリ働くエリート総合職の男性たちを毎日眺めているうちに、「私もあっち側に行きたい」と思うように。
やりたいこともなく、毎日ぼんやり生きていた私が会計に目覚めたきっかけは、たまたま触れた会計用語の事務作業。そこから一気に会計の世界へ。
バリキャリへの憧れ、その一心で働きながら簿記2級とUSCPA(米国公認会計士)を取りました。決して会計が面白かったわけじゃないです。むしろ仕訳が覚えられず、夜な夜な泣きながら過去問。でも「資格さえあれば一発逆転できる」って本気で信じてました。
資格はなんとかギリギリの点数で合格。「これで私も変われる!」そう信じていたのに。
現実は、書類で落ちまくり、、!!たまに面接に呼ばれても、質問の意図が分からず薄っぺらいことしか言えない。
いまでも覚えてるのが、大手会計コンサルの面接。「財務分析ってどんなイメージですか?」に「いや~、、細かい作業ですよねぇ、、(!?)」と答えて、当然お祈り(笑)
資格は取ったけど、中身はスカスカだったんです。
そんなときに登録したのが、外資系に強いSPECIALIZED GROUP。担当のおじさん(仮名ジェームスさん)が面接後にくれたひとことを、20年近く経ったいまでも覚えてます。
「そういうときは、『財務分析は会社の未来を測るもので、経営の大事な判断を支えるものだと思います』って答えるんだよ」
目から鱗でした。知識があっても、面接で使う「言葉」は別のスキル。誰にも教わったことがなかった。
紹介してもらった外資系証券会社の求人は、教わった言葉で話せるよう事前対策。面接の練習にもジェームスさんが毎回付き合ってくれました。
結果、内定をもらいました。
年収は銀行事務職員時代のほぼ2倍!! 面接官の目も見られなかった一般職の事務員の人生が、ここで変わりました。
→ 外資系や英語を使う仕事に行きたい人は、その市場専門のエージェントへ。 求人だけじゃなく、「その市場の面接で通じる言葉」を教えてもらえます。
リクルートエージェント|3回使って、2回内定獲得
✅ 結論: 迷ったらまずここ。求人の数とアプリの使いやすさに加えて、人生の事情ごと相談に乗ってくれた
リクルートエージェントとは、キャリアの節目ごとに3回のお付き合いがあります。
1回目 — 20代最初の転職活動。資格だけを武器にもった、初めての経理転職。自分に合う求人には出会えず応募までは至らず。担当の女性の対応が丁寧だったのは覚えてます。
2回目 — 30代のはじめ。念願の経理キャリアだった外資系証券、でも激務と人間関係のストレスで3年もたたずに燃え尽きました。
東京じゃなく地方の求人を探して、求人数が多そうなリクルートエージェントに登録。3か月もかからず、紹介された上場準備中のIT企業に決定!
実感したのはアプリの使いやすさ。求人が多いのに探すのが苦にならないのは強い。
3回目 — 35歳、現職の日系大手IT企業への内定。忘れられません。
なんと内定通知の翌日、妊娠が分かったんです!!
このときの葛藤(長いので折りたたみ)
嬉しさより先に、血の気が引きました。。辞退すべきなのか、妊娠を隠して入社していいわけもないし、入社してすぐ産休なんて一緒に働く人にしたら迷惑でしかないはず。。
ひとりでぐるぐる考えても答えが出ない。自宅トイレの妊娠検査薬で陽性反応が出たあと、夫よりも先にエージェントの担当さん(仮名:鈴木さん)に電話したのは今でも覚えてます。
鈴木さんはシングルマザーとして子育てしながら働いてきた方でした。話を全部聞いたうえで内定先の人事に確認を取ってくれて、「会社側は全力でサポートすると言っている。現場もあなたに来てほしがっている」と入社後の流れまで詰めてくれました。
結果、私は妊娠5ヶ月で入社して、いまもその会社で働いています。
人生の事情と転職が重なったとき、ひとりで抱えなくていい。 エージェントを使う意味って、求人紹介よりむしろこっちなんじゃないかと、いまは思ってます。
→ 迷いがある人、家庭の事情ごと相談したい人、まず求人を広く見たい人に。
3回分をさらに詳しく書いた単独レビューはこちら → リクルートエージェントは経理の転職に使える?
MS-Japan|経理・会計の求人が、とにかく途切れず来る
✅ 結論: 「経理・会計で生きる」と決めた人の求人供給源。案件の量と専門性が正義
会計・経理・管理部門に強い転職エージェントといえばMS-Japan。5回目の転職、34歳で会計事務所系のコンサルに移ったときにお世話になりました。
最初のキャリアカウンセラーの方との面談が印象的でした。転職回数が増えてきて書類選考も通りにくいだろうと心配してた私に、「どうして転々としてしまったんだと思いますか?」「本当はどうなりたいですか?」と、責めずにじっくり聞いてくれて。話しながら頭が整理されて、「コンサルに挑戦してみましょう」の方針も一緒に決まりました。
そのあとは求人ごとに担当が分かれる仕組みで、カウンセラーの方は基本もう出てきません。伴走してくれる感じはない代わりに、経理・会計の求人がメールでどんどん届きます。
→ 「経理・会計でキャリアを積む」と方向が決まっている経験者にオススメ。相談相手というより、求人の供給源として。
面談の中身まで書いた単独レビューはこちら → MS-Japanって実際どう?
知人の紹介|ラクだけど、お金の話だけは遠慮しないで
✅ 結論: 入口としては最高。ただしお金の話は早めに・具体的に(私は失敗しました)
33歳での3回目の転職は、求人サービス不使用。知り合いの会社に誘ってもらいました。
話が早いし、お互い素性が分かってるので安心。ただ、ひとつ大失敗をやらかしました。
年収の提示を受けたのが、入社の直前だったんです! 「え、そんなに下がるの。。」と声が出たけど、もう入社前日。断れるわけもなく、そのまま働き始めました。
もっと早く聞いていれば交渉したはず。「紹介してもらった手前、お金の話は聞きにくい」が先に立っちゃったんですよね。
紹介は良い入口です。ただ、知り合いだからこそ条件は早めに・具体的に聞いてください。 あとから飲み込む方がずっとしんどい!
- 🥇 エージェント経由(SPECIALIZED GROUP・リクルートエージェント・MS-Japan) — 7回中4回はここで内定
- 🥈 知人の紹介 — 話は早い。ただし条件確認だけは早めに
- ここから下は「内定につながらなかった」求人サービスの話。でも、一番意外な収穫はこっちにありました👇
内定につながらなかった求人サービスの話
Indeed・Wantedly|落ちたというより、怖くて決めきれなかった
✅ 結論: 私は0勝。中の情報が見えないまま自力で判断できる人向け
自分で探して応募する系では、実は1回も転職を決めたことがありません。Indeedではあるベンチャーの選考が最終面接手前まで進んだけど、自分から辞退しました。
理由ははっきりしてます。中のことが分からなすぎたんです。
- 実際どれくらい忙しいのか、どんな人たちと働くのか、自分で調べるしかない
- 過去どんな人が受かって、どんな人が辞めたのか分からない
- 年収や条件の話も、自分から切り出すしかない
エージェント経由なら向こうが教えてくれることが、直応募だとぜんぶ手探り。「この会社に入っていいのか」の判断材料が、最後まで揃いませんでした。
Wantedlyは「まずはカジュアルに」な文化のサイトで何社か話を聞きに行ったけど、求人に年収が書いてないのがネック。「いくらです」と先に出してくれる方が話が早いタイプなので、正直まどろっこしかった。。会社の雰囲気からゆっくり知りたい人には合うと思います。
ビズリーチ|直接は決まらなかった。でも、一番意外な収穫があった
✅ 結論: 「応募する場所」じゃなく「プロに見つけてもらう場所」。職務経歴書を置いておくだけで価値がある
ビズリーチは職務経歴書を置いておくと企業からスカウトが届くサイト。待ってるだけで勝手に届きます。
スカウトから1社、最終面接近くまで進んだけど内部事情がわからず辞退。直接決めた転職はありません。
でも使ってみて初めて気づいたことが。連絡をくれるの、企業だけじゃないんです。転職エージェントからも来ます。
6回目の転職はまさにこれ。職務経歴を置いていたら、リクルートエージェントの方から連絡が来て、そこから内定翌日に妊娠の転職が決まってます。
私のビズリーチの結論はこう。「応募する場所」というより、「プロに見つけてもらう場所」。 どのエージェントがいいか分からない人は、まずここに職務経歴書を置いておくと、向こうから来ます。
「決まらなかったのに勧める理由」を全部書いた単独レビューはこちら → ビズリーチって登録する意味ある?
キャリアクロス・ジャスネット|悪くない。タイミングが合わなかっただけ
キャリアクロス(外資系向けスカウト)は、一方的に届く案件をさばくのが大変でほぼ使わず。
ジャスネット(経理・会計特化型)は、面談してくれた方がとても親身。ただ当時の私に合う求人がなく応募までは行きませんでした。特化型は求人との巡り合わせ、1回で見限らず時期を変えてまた覗くのがおすすめです。
7回目の転職は、会社を変えない転職だった
最後のひとつは、どの求人サービスも使ってません。
子どもとの時間を増やしたくて退職を申し出たら、「働き方を変えて残れないか」と引き留められました。
在宅で、時間を短くして、契約の形を変える。最初の提示条件は希望に届かなかったので(要は時給が低かった)、「この水準に届かないなら難しいです」と正直に伝えて、折り合うところまで交渉しました。
15年働いてきて思うのは、経理の経験は転職市場だけじゃなくいまいる会社との交渉にも使えるってこと。「辞める」と「我慢する」の間に、「条件を変えて残る」という選択肢があります。
特に私とおなじ働くママさんには、これはもっと知ってほしい。
で、結局どこに登録すればいいの?
この記事の結論です👇 あなたの状況にいちばん近いものを選んで、まず1つ登録してみてください。
7回分を並べて分かるのは、決まらなかった時期の私が無能だったわけじゃないってこと。
年収350万円で面接官の目も見られなかった一般職事務員が、入口を変えただけで、外資系転職にも、妊娠中の年収UP転職にも通りました。
転職がうまくいかないとき、見直すべきは頑張り方より先に、入口です。
Threadsで、経理のキャリアの話を毎日書いています → しわけちゃん(@shiwake_chan)